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Atril - PDF ビューア

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Atril は、MATE デスクトップ環境の公式な文書ビューアです。 シンプルなマルチページ対応の文書ビューアです。ポストスクリプト (PS), エンカプセレーティド・ポストスクリプト (EPS)、 DJVU、DVI、XPS、ポータブル・ドキュメント・フォーマット (PDF) といった各種形式のファイルを表示、印刷することができます。

対象とする文書が技術的にサポートされている場合には、テキストの検索も可能です。 クリップボードへのコピー、HTML 上での移動、目次のブックマークも可能です。

シンタックス(構文)

   atril [OPTIONS...] [FILES...]

オプション

   filename(s)...
          Atril の起動時に開くファイルを指定します。ファイルを指定しない場合、Atril は
             空白のウィンドウで起動するので、メニューから、または CTRL + O のショートカット
             でファイルを開くことができます。スペースで区切れば、複数のファイルを読み込むこと
             ができます。Atril はリモートファイルの処理もサポートします。

   -p, --page-label=PAGE
             これでページラベルを指定すると、そのページが文書内に存在する場合、選択できます。

   -i, --page-index=NUMBER
             これでページ番号を指定すると、そのページが存在する場合、選択できます。

   -f, --fullscreen
          Atril を全画面モードで起動します。全画面モードで起動するには、文書を指定する
             必要があります。

   -s, --presentation
          Atril をプレゼンテーションモードで起動します。このモードで起動するには、文書
             を指定する必要があります。

   -w, --preview
          Atril をプレビューモードで起動します。このモードで起動するには、文書を指定す
             る必要があります。

   --display=DISPLAY
             使用する X ディスプレイ。

   --version
             バージョン情報を出力して終了します。

   -?, -h, --help
             標準的なコマンドラインオプションを表示します。

   --help-all
             すべてのコマンドラインオプションを表示します。

   このプログラムでは、GTK の標準的なオプションも使用できます。

ビルド / インストール

シンプルなビルド方法:

$ git submodule update --init --recursive   # Git サブモジュールの初期化
$ ./autogen.sh --prefix=/usr                # ビルドの設定
$ make                                      # ビルド

別のプリフィックスにインストールする場合は、上記の ./autogen.sh コマンドを次のように変更します。

$ ./autogen.sh --prefix=/an/other/path

パッケージのビルドが完了したら、次のようにしてインストールすることができます。

[ 必要に応じて root になってください ]
$ make install                              # インストール